月商100万円を達成するヒント満載!楽天市場・Yahooショッピング・ECサイト運営のマニュアル

超初心者からはじめるカメラ講座 Part3【シャッタースピード】

こんにちは、デザイナーの真琴です。前回のブログで大絶賛した『EOS 6D Mark II』が明日発売されますね。週末に実機を置いている家電量販店を探して行ってみようと思います。カメラと言っても一眼レフカメラだけがカメラではありません。夏といえば、海!フェス!とアクティブな思い出を残そうと思えばアクションカメラ(GoProなど)や話題の全天球カメラ(RICOH THETA)などがあります。写真の概念を変えてしまう勢いのTHETAで撮影してみたいのですがなかなか手が出なくて1年たってしまっています(笑)インスタ映えさせたい人などにオススメです。
今回も前回、前々回に引き続き『超初心者からはじめるカメラ講座』の説明をしてきます。今回はシャッタースピードについて説明してきます。

これまでの記事はこちらからどうぞ
超初心者からはじめるカメラ講座 Part1【一眼レフとミラーレス・コンパクトデジタルカメラの違い】
超初心者からはじめるカメラ講座 Part2【絞り・F値】

  1. シャッタースピード
  2. 露出とは
  3. 適正露出は絞りとシャッタースピードが命!
  4. 露出オーバーと露出アンダー
  5. まとめ

シャッタースピード

シャッタースピードとは、光をイメージセンサーに当てる時間のことです。ほかには、シャッター速度や露出時間などとも呼ばれることがあります。なんだか難しいように聞こえるかもしれませんが、もっとカンタンに言うとシャッターが開いている時間のことです。

通常カメラのシャッターは閉じています。カメラのシャッターボタンを押すと「カシャッ!」っと音がして写真が撮れますよね?!あの「カシャッ!」っと音がしている時にシャッターが開いているのです。シャッターが開いている時間だけレンズを通してカメラ内部にあるイメージセンサーに光が届きます。

例えば、室内での撮影と日中の野外での撮影ではに光の明るさがこ全く異なります。室内での撮影の設定のまま、野外で撮影すると光を取り込み過ぎで真っ白な写真になってしまいます。なので、シャッタースピードを調整して、常に適切な光の量をイメージセンサー当ててあげる必要があります。

シャッタースピードは、1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/80秒、1/100秒、1/125秒、1/250秒、1/500秒のように表します。

シャッタースピードを早くすると、光がイメージセンサーに当たる時間は短くなり、シャッタースピードを遅くすると光がイメージセンサーに当たる時間が長くなります。

露出とは

露出と聞くとなぜか難しい感じはがするのですが、とても単純です。露出とは、イメージセンサーに光を当てることです。ほかにも「露光」という場合もあります。
写真の出来栄えを左右する露出は、絞りとシャッタースピードの関係で決まります。状況により適切な絞りと適切なシャッタースピードでバッチリ決まっているものを適正露出といいます。

適正露出は絞りとシャッタースピードが命!

自分の中で一番わかりやすかった例を挙げて説明していきます。
水道の蛇口をひねってコップに満タン水を注ぐとします。
蛇口をひねっている時間を【シャッタースピード】
蛇口から出る水の量を【絞り】
コップに満タンちょうどに入った場合を【適正露出】
というように考えてみましょう。
適正露出のコップの例
満タンにするのに蛇口を100%ひねって一気に水を入れることも可能ですし、10%ほどひねって時間をかけて入れることも可能です。コップに水を満タンまで注ぐという結果は同じですが過程が違います。水道ほど無段階ではないですが絞りとシャッタースピードも同じことです。
絞りを開いて一気に光をイメージセンサーに当てるのか、絞りを少しだけにしてゆっくり光をイメージセンサーに当てるのかでどちらも適正露出にすることは可能ですが、写真雰囲気は違ったものになります。
上の図では、4通りだけですが蛇口から出る水の量(絞り)を変えても、満タンまでかかる時間(シャッタースピード)を調整すれば、同じように水を貯められ(適正露出)ます。逆も同じです。満タンまでかかる時間(シャッタースピード)を変えても、蛇口から出る水の量(絞り)を調整すれば、同じように水を貯められ(適正露出)ます。

露出オーバーと露出アンダー

露出オーバー
白飛びしてます。この写真は蛇口を閉めるのを遅らせてしまったため、コップから水があふれてしまった状態です。写真でも同じで、光が当たる時間が長すぎると白っぽくまぶしい写真になってしまいます。
このような写真は露出が多いので、露出オーバーといいます。

露出アンダー
今度は暗すぎます。この写真は、蛇口を開けたけれど、すぐに閉めてしまった状態です。コップに十分な水が溜まっていません。写真でも同じことで、 シャッターを開けていた時間が短く、十分に光がイメージセンサーに当たらないので暗くなってしまっています。
このような写真は露出が少ないので、露出アンダーといいます。

蛇口から出る水が少ない場合は、その分蛇口を開けている時間を長くしないと水はなかなか溜まりませんし、逆に蛇口から 一気に水が出るような場合は、開けている時間を短くしないとすぐコップから水があふれてしまいます。

適正な明るさの写真を撮影するには、ちょうどコップの水がいい感じの量(少なすぎず、あふれず)になるように、絞り(水の量)、シャッタースピード(蛇口を開けた時間)をうまく調整する必要があります。

まとめ

露出は前回お話した『絞り』と今回の『シャッタースピード』とまだお話していませんが『ISO感度』などの組み合わせで決まります。絞りを開けてシャッター速度を速くしても、絞りを絞ってシャッター速度を遅くしても、適正な組み合わせを選べば、適正な写真の仕上がりになります。カメラの性能にもよりますが、数通り、数十通りもあります。実際には絞りを開ければボケの強い写真に仕上がりますし、絞りを絞り込めばシャープな写真に仕上がりやすくなるので、うまく組み合わせを調整することで、同じアングルでもまったく違った写真に仕上げることもできてしまいます。
カメラの仕組みを理解してたくさんの被写体を撮ることで、経験値を積んで自分の想像している構図で写真が撮れるようになるので、フィルムをムダにすることがないデジタル一眼レフカメラの利点を活かしてどんどん練習撮影をしていきましょう。

by
株式会社 松平商会 デザイナーのマコトです。制作関係の記事を主に初級~あまり知られていなテクニックまで幅広く書いていきます。
SNSでフォローする