【もう怖くない】楽天CSV一括編集 初心者でもカンタン

こんにちは。デザイナーの真琴です。
気づけば、8月が終わってしまいそうになっています。夏休みの宿題を泣きそうになりながら終わらせてた十数年前を思い出しながら、ブログの締め切りに追われて泣きそうになってます（笑）

効率厨がまた、効率アップを紹介していきます。今回は、噂を耳にして怖くて使っていないと最近よく聞く楽天市場CSV一括編集についてです。
個人的には、一括編集を使わずに仕事をするなんて考えたくもないくらい毎日使っています。
初回は、商品一括編集のメリット・デメリットから申し込み・ダウンロードまでの説明をしていきます。

1. CSV商品一括編集のメリット
2. CSV商品一括編集のデメリット
3. CSV商品一括編集の申し込み
4. FTPの設定
5. CSVデータのダウンロード方法
6. CSVデータの項目
7. まとめ

楽天市場・商品一括編集機能(CSV一括)

楽天市場やヤフーショッピング・Wowma!などのモール型ネットショップで売上の増加を目指すには、商品数も継続的に増やし続ける必要があります。

商品数を継続的に増やしていくには、商品登録作業が必要になります。楽天RMSの管理画面から商品を1点ずつ登録する方法は基本中の基本ですが、この方法だと非常に時間がかかってしまいます。
楽天で複数店舗を運営している会社さんだとなおのこと時間がかかります。

できるだけ商品登録の時間を省略して、売上げアップの為の施策に時間を費やすほうがいいと思います。

楽天RMSで商品登録をCSV一括登録を利用することで、これまで、できていなかった施策などに時間を使えるようになります。

CSV商品一括登録のメリット

圧倒的に早い商品登録スピード

1商品ずつ登録する時にすべての情報を入力後、「商品登録」ボタンを押した時に出るリロードエラーなどのシステムエラーに腹を立てたことありませんか？CSV商品一括登録ならまたテンション下がりながら再入力する必要ないです。時間的にも、メンタル的にも大きなメリットだと考えています。

一度に大量の商品登録を行うことが可能

エクセルなどのスプレッドシート系エディタで作業ができるので、1時間あたりの商品登録数を飛躍的にアップすることが可能です。
1商品ずつ登録する方法とCSVで一括登録する方法では、個人差はありますが2倍以上時間効率が良くなります。
また、ほぼ同一商品（機種違い・色違い・サイズ違い）などの商品がある場合はさらに効率がよくなります。

上記2点の大きなメリットで人手が必要になりがちな商品登録作業を少人数で対応できるようになります。

CSV商品一括登録のデメリット

費用がかかる

楽天市場では、CSV一括登録は有料オプションになり月に￥10,000円かかります。毎月1万円の固定費は、決して安いものではないですがメリットで短縮できる人件費の方が上回るのではないでしょうか。

商品ページを消してしまう

コントロールカラムに誤って「ｄ」を入力して商品ページが消えてしまった。バックアップデータで復元しても、レビューとカゴのスコアは戻ってこないので今まで通りの売上に戻らない。
このようなことを『Dの悲劇』などと言うらしいです（笑）

『Dの悲劇』があるからCSV商品一括登録が怖くて使っていないって店舗さんもいるのではないでしょうか？

そもそも、なぜ『Dの悲劇』が起こるのか・・・CSVファイルのコントロールカラム（どのような処理をするか指示する場所）に本来なら【u】を入力しないといけないのに間違って【d】を入力してしまって確認せずにアップロードしてしまう。

そして、『Dの悲劇』が起こるということだと思います。

そもそも、【u】と【d】なぜ打ち間違えるのだろうと私は思っています。
キーボード的にも決して近い位置にあるわけでもないし、【u】は右手でタイプしますし【d】は左手でタイプしますよね？

【d】を入力したらいけない。という気持ちが強すぎて無意識に【d】を押してしまうのではないでしょうか？

※『Dの悲劇』の原因の１つに楽天からダウンロードできるテンプレートに【d】が含まれているものがあり、そのテンプレートの【d】を削除せずにアップロードし商品が消えてしまうといったことがあるらしいです。

確認さえ怠らなければ決して危険なものじゃないので、恐れずにCSV商品一括登録を使うことをオススメします。
※それでも、怖いという方の為にCSVに【d】が含まれていないかチェックしてくれるシステムを無料で提供してくれているサイトがあります。
詳しくはこちらから。

CSV商品一括編集の申し込み

楽天RMS ＞拡張サービス一覧 ＞ 1 オプション機能利用申込・解約

CSV商品一括編集 申込・解約のリンクより申込申請を行うと利用が可能になります。

FTPの設定

CSV商品一括編集で使用するFTPソフトのひとつである「FileZilla」の設定方法をご紹介します。
→「FileZilla」のダウンロードはこちらから

設定方法
インストールした「FileZilla」を起動し、[ファイル]ウインドウにある[サイトマネージャー]を開きます。

[新規サイト]を選択し情報を入力して行きます。

プロトコル：FTP – ファイル転送プロトコル
ホスト：upload.rakuten.ne.jp
ポート：空白 ※エラーで接続できない場合は「16910」
暗号化：平文のFTPのみを使用する（安全ではない）
ログオンタイプ：通常
ユーザー：申込み時に案内されたユーザー名 ※1
パスワード：申込時に設定したパスワード ※1

[接続]をクリックすれば接続完了です。初回だけ、入力が必要ですが次回からは接続先サイトを選択し、[接続]をクリックするだけです。

※1　ユーザー名・パスワードがわからない方は、楽天RMS ＞ 拡張サービス一覧 ＞ ２ 各種申請・設定変更 ＞ FTPサーバー用パスワード にて確認が可能です。
パスワードがわからない方は再設定が可能です。

CSVデータのダウンロード方法

CSVテンプレートをダウンロード
楽天RMS ＞ 店舗設定 ＞ 1 商品登録・更新 ＞ CSV登録

必要なテンプレートタイプを選択して「商品登録用CSVフォーマット ダウンロード」でダウンロードが開始されます。任意のファイルに保存してご使用ください。

CSV更新用データをダウンロード
楽天RMS ＞ 店舗設定 ＞ 1 商品登録・更新 ＞ CSV更新（変更・削除）

ダウンロードしたいデータの条件を選択

[CSVファイルの項目を選択してダウンロード]を選択すると

自分の必要なデータだけを選択してダウンロードが可能です。
5分～10分でダウンロードが完了します。※セール前後などのサーバーに負荷がかかっている場合はダウンロードもアップデートもかなりの時間がかかることがあります。

「FileZilla」を開き、ritem > download の中にファイルが出てくるので任意のフォルダにドラッグ・アンド・ドロップでダウンロード完了です。
FTP内のファイルは自動では削除されません。定期的に削除することをオススメします。

CSVデータの項目

各項目ごとに、入力可能な文字数や形式などが決まっているので下記で確認してください。

※1全商品ディレクトリIDは、 ディレクトリID検索、 入力補助ツールを利用して探すことができます。
※2登録・更新枠に「存在必須」と記載のある項目は、登録・更新それぞれの場合にデータがないとエラーとなります。
※3の項目については、登録済み内容を削除したい場合は全角スペースをいれて更新してください。空欄で更新すると、以前の内容のままとなります。
※4商品画像として1画像あたり2メガバイト以上のファイル及び、縦横(横縦)の比率が1:280を超えるファイルを指定された場合、自動的に楽天が用意する代替画像(透過GIF画像)が表示されます。
その場合、商品ページ、サーチ結果などに商品画像が表示されませんのでご注意ください。
※5「カタログID」欄にはJANコード、EANコード、ISBNコード、UPCコードなどの製品コードを入力します。 これによって、商品価格ナビ(旧：楽天プロダクト)の各製品ページに商品ページへの導線が表示されるようになります。(通常のサーチでは検索対象になりません。)
・JANコード：日本で最も普及している製品コードであり、POSシステムや在庫管理、受発注システムなどで価格や商品名を検索するためのキーとして使われております。(49/45で始まる8桁、13桁の商品コード)
・EANコード：European Article Numberの略語で主にヨーロッパの製品コードおよびバーコード規格のひとつです。(8桁、13桁)
・UPCコード：Universal Product Codeの略語で主に米国やカナダで使用されている商品コードです。(UPC-A、12桁)
・ISBNコード：International Standard Book Numberの略語で、世界共通で図書(書籍)を特定するための番号です。(978/979で始まる13桁)
商品価格ナビ(旧：楽天プロダクト)ページご利用方法は こちら
※カタログID必須登録に関するガイドライン
※カタログID確認補助ツール
※6バイトチェック無
※7タグIDは、 タグID検索、 入力補助ツールを利用して探すことができます。
※8商品別ポイント変倍は開始時刻の2時間前までに設定・変更が完了している必要があります。
※開始日時・・・00分00秒に開始する場合のみ設定できます。
※終了日時・・・59分59秒に終了する場合のみ設定ができます。
※開催期間・・・最短で24時間、最長で60日間です。
※9楽天で利用している文字コード(EUC)に変換しているため、半角カナは1文字2byteで計算されます。
※10あす楽・海外販売未申込み時には「あす楽配送管理番号」「海外配送管理番号」カラムはそれぞれ存在しません。
あす楽・海外販売利用開始後からは「あす楽配送管理番号」「海外配送管理番号」カラムがそれぞれ存在しますが、解約し、未申込状態になっても継続して存在し続けます。
解約後に「あす楽配送管理番号」「海外配送管理番号」を更新した場合、結果が正しい場合であってもエラーであっても反映されません。
※11新規登録時は0を登録することはできません。空欄で登録をお願いします。
※12表示価格設定なしや、オープン価格設定時にも登録可能ですが、その場合商品ページには表示されません。
※13全商品ディレクトリIDのカラムが存在する場合、タグIDのカラムがない場合でもタグIDの入力チェックがされます。
※14タグIDは登録後に自動で楽天サーチにて付与されるタグIDも含めて32タグまでです。詳細はタグID検索をご参照ください。
※15課税商品と非課税商品を両方を販売している店舗様の場合、非課税商品については、必ず外税価格(本体価格)を“消費税込”価格として設定して下さい。
・[販売価格]欄に「外税価格(本体価格)」を入力
・[消費税]欄に[1:消費税込]を入力

まとめ

今回は、楽天市場のCSV一括編集についての初期設定などの説明でした。最後の項目の内容に関しては私自身もすべて把握しきれていませんが、日常使う項目は限られてくるので慣れればとても便利なものになります。これがなかったら仕事できない！くらいまでになるはずです。『Dの悲劇』を恐れずに使っていきましょう。
次回は、CSV一括編集の便利な使い方などを紹介したいと思います。