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超初心者からはじめるカメラ講座 Part2【絞り】

こんにちは。前回から引き続き、一眼レフほしい欲求がどんどん増していっているデザイナーの真琴です。ついにCanonから『EOS 6D Mark II』が出てしまいました。EOSのフルサイズ初のバリアングル液晶搭載。約2620万画素。常用最高ISO感度40000。無線LAN&GPS機能搭載。初心者にも扱いやすいフルサイズ機になっているのではないでしょうか。欲しい。欲しくてたまらないです。先月iPad Proを買ってしまったので我慢するしかないのですが。。。一眼レフを買おうかなぁ。フルサイズがいいって聞いたことあるな、でも何にすればいいかわからないなって迷ってる方は選択肢の1つにおすすめです。弊社では、『EOS 6D』と『EOS 80D』の2台を使っているのですが、その2台のいいとこ取りをしたカメラが『EOS 6D Mark II』です。

今回は、『EOS 6D Mark II』の宣伝ではなく前回から引き続き『超初心者からはじめるカメラ講座 Part2』の説明をしてきます。前回の超初心者からはじめるカメラ講座 Part1はこちらどうぞ。

  1. 絞りとは
  2. F値とは
  3. レンズの開放F値
  4. 絞りによって画質も変化
  5. まとめ

絞りとは

まずはデジタル一眼レフカメラを使っていく上で欠かせない『絞り』について説明していきます。ここで説明する『絞り』と次回説明する予定の『シャッタースピード』は、カメラ撮影での基礎中の基礎なのでしっかりと理解していないといいカメラを持っていても宝の持ち腐れになってしまいます。

絞りとは

レンズを通ってカメラに入ってくる光を、レンズ内にある絞り羽根で開いたり閉じたりして調節すること。

レンズ内の絞り羽根は、わかりやすく言うと猫の目のようなものです。明るい場所では、光があまり入ってこないように瞳孔を小さくして、暗い場所では、光の感度をあげる為に瞳孔を大きくするのと同じような効果を絞り羽根で行いカメラのイメージセンサーに当てる光の量を調整しています。
絞りの説明
絞り穴を大きくすることを絞りを開ける、絞り穴を小さくすることを絞り込むといいます。一般的なコンパクトデジカメなどは、自動的に周りの光や設定などに応じて絞り量を調整してくれています。

F値とは

F値とは、絞りの開き具合(光の取り込む穴の大きさ)を数値化したものです。
絞りはレンズによってその開き具合を調整することができますが、どれくらい絞っているのかをわかり易く把握するためにF値が使われます。

F値と絞りの関係

F値が小さいとたくさんの光を取り込めるため、速いシャッター速度で撮影ができ、また背景のボケ方も強くなります。

逆に絞り込んでいくと光を取り込める穴が小さくなるので、シャッター速度を遅くしなくてはいけませんが、全体的にシャープな写真に仕上がります。

デジタル一眼レフカメラを使うなら、ボケ感を上手くつかって、人物や物を撮った時に被写体だけにピントがあって背景がボケていると、その被写体に目がいきやすくなり、背景よりも被写体を目立たせることができます。ECでは、商品を使ったときの雰囲気を伝えたいときなどに背景などをボカした写真を撮ることがあります。試しに2パターンの写真を撮ってみました。
ボケ感のない写真
上の写真は、F○で撮影したものでボケ感がなくぱきっとした写真になります。
ボケ感の写真
上の写真は、F2.8で撮影したもので手前の被写体だけがはっきり写っていてほ他の部分がボケているのでより手前の被写体が際立ちます。

レンズの開放F値

開放F値とは、レンズの絞りを最大限に開けた状態のF値のことです。一般的にはれそのレンズの明るさを示す指標にも使われていて、レンズ本体やカタログなどにも記載されているF値も開放F値が記載されている場合が多いです。

例えばレンズに以下のように記載されていたとします。
EF24-105mm F3.5-5.6 IS STM
このレンズは24~105mmで焦点距離が可変できるズームレンズですが、F値が3.5~5.6と記載されています。つまり広角側では3.5が開放F値となり、望遠側ではF5.6が開放F値となります。

これだけの要素ではないのが、一般的に開放F値が小さい(明るいレンズ)ほど値段の高いレンズ(良いレンズ)となる傾向があるので、開放F値がF2.8以下のレンズだと、明るい良いレンズだと言われています。明るいレンズについてはまたの機会にお話できたらなと思います。

比較的単純な構造で、レンズの構成数も少ない単焦点レンズは光のロスも少なくF値の小さい明るいレンズになり、レンズ構成が複雑なズームレンズほどF値が大きい暗いレンズになる傾向があります。

絞りによって画質も変化

どんなレンズでも開放で撮影するよりもいくらか絞ったほうが高画質で撮影できます。また絞りすぎて撮影すると回折現象(光の回折により、画質の鮮明さが失われ、全体にぼけた画像になる現象。)が起きるため、画質は悪くなってきます。例外もありますが、そのレンズの最高のパフォーマンスを発揮するのはF8前後がよいとされています。

※良いレンズ(価格の高いレンズ)は、開放で撮影しても画質が低下しにくくなっています。開放F値が小さく(明るく)、さらに開放側で撮影しても高画質なレンズは良いレンズということになります

まとめ

絞りを変更することで、明るさの調整も可能なのですが『ボケ感』がでるようになったり、全体にピントがあっているシャープな写真になったりします。ただ、F値の変更を行うとシャッタースピードで明るさの調整をする必要がでてきます。慣れないうちは、カメラの設定の絞り優先モードを使うなどして慣れる方法もあります。カメラの仕組みを理解してたくさんの被写体を撮ることで、経験値を積んで自分の想像している構図で写真が撮れるようになるので、フィルムをムダにすることがないデジタル一眼レフカメラの利点を活かしてどんどん練習撮影をしていきましょう。

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株式会社 松平商会 デザイナーのマコトです。制作関係の記事を主に初級~あまり知られていなテクニックまで幅広く書いていきます。
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