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低予算で始められる雰囲気の良い商品撮影手法3選

おはようございます。社長の奥平です、ついに2017年が始まりましたね!酉年は商売飛躍の年と言われています。早くも飲食関係のお店では酉(鶏)チキンフェスが活況のようですね。時代を商売にしていく商魂は弊社も見習いたいところです。

さて、本日は低予算で出来る撮影テクニックということで紹介していきたいと思います。実際に弊社のクライアントにも提供しているテクニックですので、ネットショップで実践できる内容を厳選してお届けいたします。

まず、前回の記事にも書いたようにネットショップにおける写真の基本は「伝えること」です。これは、後の行程でもある文字入れなどのデザインを経てお客様に以下に効果的に伝えるかを見越して撮影する必要があります。

今回の記事の目的は商品の細かいところを説明するというよりも商品のある生活、世界観などの抽象的な部分を表現することを目的としています。

  1. 雰囲気の良い写真には背景が大事
  2. 商品+人でカタログ写真から脱する
  3. 目指すは雑誌のポートフォリオ

雰囲気の良い写真には背景が大事

blog_okudaira_photo_shiro白背景で写真を撮って商品ページに使用する、これが一番手っ取り早く確実に商品を伝える事ができる撮影手法になります。一人撮影の場合などでは特に重宝される手法で照明さえちゃんとしていればそこそこのクオリティが担保されます。Photoshopなどで切り取り加工を行う際にも白背景のほうが選択範囲を作りやすいのでとりあえず撮影しておいても問題無いものです。Amazonに出品される際には白背景が必須となりますので疎かにできない技術の一つです。最近は楽天市場でも白背景の商品をRMSで登録できるようになっていますね。

しかし世界観を表現する事で得られる付加価値を最大限に活かすと他との差別化やファン作りに大きく寄与してくれます。例えば同じい白っぽい背景でもコンクリートの壁にすると都会的な雰囲気を演出できますし、緑の背景でナチュラルな雰囲気を出すことも可能です。
いずれも中撮りの白背景とは異なり雰囲気のある写真なので個々の商品で伝えたいことを深く演出することが出来ます。

商品+人でカタログ写真から脱する

blog_okudaira_photo_haikei人気(ひとけ)があっと方がより雰囲気の良い写真になります。これは、お客様が画像から得られる情報で自分の生活の中にある姿を想像しやすくなるためです。とくにアパレル商材に関しては必須ともいえる方法でTシャツを単品で撮影するよりもモデルが着用している方が着用イメージが湧きやすいという理由です。

また、雑貨などでも使用している生活感を表現することで商品のある生活をイメージしやすくなりますね。スピードライトなどの照明を使用することもありますが基本的にはレフ板程度の簡単な機材だけで撮影し光源は自然光のみというライティングで自然な雰囲気を表現できますね。金銭的には最強のコスパを誇る撮影方法ではないかと思っています、実際に私も様々な機材を導入する前はこの手法しか無かったのですがクライアント、自社ともに問題のないクオリティで撮影できていました。

撮影がロケになるため天候に左右される事が多く、撮影スケジュールはある程度余裕をもって組んでいる方が良いですよ、また、季節によって光の質感がことなるので直射日光よりは日陰での撮影の方が光の質感が安定するのでオススメです。

blog_okudaira_photo_uraご自身でいい感じのロケ現場を何箇所か知っていると撮影がスムーズになります。私は気になった背景の壁やいい感じにくたびれたブロック、打ちっぱなしのコンクリートなど撮影に使えそうな場所があれば事前にiPhoneで撮影しておいて次回の撮影に役立てるようにしています。ちなみに先程の写真の背景は公園の塀ですので全国いたるところで再現できる建築物です。固定観念を捨てて背景という純粋な目線で色々探してみると新しい発見があるかもしれませんね。

目指すは雑誌のポートフォリオ

世界観を演出する背景と人気を効果的に組み合わせることで雑誌のポートフォリオのような写真を取ることが可能です。カメラマンの技術よりも演出の手法に重きを置くので機材もあまり気にする必要はありません。ただし、ボケ感を出すことは必須となってくるので絞りが調整できるカメラは最低限必要です。最近のスマートフォンはボケ加工を行ってくれる物が多数あるのでそちらを使用して撮影することも可能かもしれません。

しかし、やはりセンサーなどの差は明確で、いくらスマホが高品質の写真が撮れるようになったとしてもフルサイズの一眼レフの足元には及びません。これから写真を始められる方で本気でネットショップの商品撮影を考えている場合は多少出費が発生してもある程度のカメラを購入して下さい。私が過去の記事で説明した照明機材などは全て一眼レフ用に設計されているので幅広い表現力の源になる光源が使えないというのはとてつもなく大きなハンディキャップとなってしまいます。

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株式会社松平商会の社長です。経営者として組織のマネジメントをするのが仕事ですが、デザイナー上がりなので制作全般を楽しんで仕事しています。初級~中級程度の制作のテクニックと写真撮影、経営の記事を中心に執筆しています。
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