月商100万円を達成するヒント満載!楽天市場・Yahooショッピング・ECサイト運営のマニュアル

初心者必見!(商品撮影)物撮りの基本テクニック3選+1

こんにちは。師走に入った途端に急に大忙しでテンションが変に上がってしまっている社長の奥平です。楽天スーパーSALEはどうでしたか?弊社は直接関係ないものの、卸のお客様が商売繁盛されてて嬉しい限りです。
さて、本日はECサイトには欠かすことが出来ない商品撮影=物撮りについてです。
我々EC事業者は商品を手にとることが出来ないお客様にたいして商品の価値を伝えるという命題を持っている以上写真のクオリティは常に求め続けられます。私が制作でお世話になっている取引先様からも商品写真のクオリティは常に求められる重要項目の一つです。自分自身が商品を購入するにあたって写真のクオリティ、特に世界観の部分は感情に直接アプローチされて購買意欲が上がりますね。
基本的にこの記事では「物撮り」にフォーカスしていきます。ポートレートはまた別の機会にお知らせします。

はじめに

商品の良さを説明するために有効な商品写真ですが、そもそも何で写真が必要なのでしょうか?文字だけでも伝わることがありますし、通信容量の観点からは、写真ではなくテキストのほうがメリットが大きいような気がします。
しかし、我々が写真で商品を買ってしまう理由は圧倒的な情報量の差ですね。
文字で想像する事をビジュアルで解決できるというのが写真の素晴らしいところです。しかも一瞬で様々な情報を得ることが出来ます。
基本的に「写真+テキスト」の構成こそがデザインの核心であり人間に一番伝わる手法です。そのため我々はより良い写真を撮り、より多くのお客様に商品を伝えるのです。

ネットショップの物撮りの基本的なテクニックとは

  1. 何のために写真を撮るかを明確に
  2. 世界観は大事
  3. 照明について
  4. 【番外】後の加工を見越しておく

何のために写真を撮るかを明確に

当たり前の事なのですが商品を良く見せる、詳細を説明することが物撮りの基本です。商品以外にピントが合ってボケてしまっているのでは商品説明になりません。(雰囲気作りのためにピントを外すのは全然OKです)
どのようなデザインに使用される写真になるかを予めデザイナーと打ち合わせしておくと写真の目的が明確になるので構図で困ったりすることが少なくなります。以前弊社スタジオでクライアントに同席いただき撮影を行った事があるのですが物凄く短時間で効果のある写真を撮ることが出来ました。
これはクライアントがどんな写真でお客様に伝えたいかが明確になっており、どのような用途で写真を使うかを事前に打ち合わせ出来ていたためです。前述の通り商品を伝えることを目的にしているので何カット目に使う写真なのかを明確にすると写真のコミュニケーション力が上がり、作業効率も格段に良くなります。

世界観は大事

※世界観とは哲学的な内容なので割愛して、ここでは雰囲気的なものとして使用します。
写真を撮る時に背景をどうするか、演出の小物をどうするかで写真が伝える商品の世界観は大きく変わります。男女の違いや高級感、大衆性など伝えたい事を表すために世界観の構築が必要不可欠になってきます。では具体的にどのようにして雰囲気のある写真を撮ればいいのでしょうか?

・背景は白抜きじゃないほうが◎

真っ白の背景は商品のみが際立つのでカタログ的な使用方法であれば問題ありませんがAmazonなどで使用される写真以外では切り抜きの白背景よりも背景込みで1枚の写真の方が雰囲気がより伝わり商品のある生活を伝える事ができます。木のテーブル、町並み、生活感のある背景など世界観の構築には効果的ですよ。

・小物の演出が雰囲気を向上させる

写真家になるな演出家になれ!という言葉があるように小物の演出はとても大事なことです。食品の撮影では皿やグラスまでこだわって演出するほうが全体的な雰囲気は格段に良くなります。男性女性で小物を使い分けるとよりターゲットに対しての訴求力が高くなります。そういった演出力がより伝わる写真を生み出していくのです。

・想像を掻き立てる

普段何気なく見ている写真でも我々の脳は不足部分を想像で補おうとしています。夕日のような光源の写真があれば時計が写っていなくとも夕方と想像しますよね。湯気が上がったスープの写真でも今から食事が始まることを想像します。こういった想像力を掻き立てることでより魅力的な写真となりお客様が商品に興味を持っていただけるようになります。

照明について

最後にテクニカルな部分として照明の話です。一般のアマチュアの方に多いのが明るい写真を意識するがあまりに、順光で撮影してしまい影のない平べったい印象の写真を撮る方が多くいます。表面が光ってしまい奥行きのないノッペリしたイメージになりますね。

内蔵ストロボ

プロカメラマンが撮影したものの多くは手前に影がきて立体感がある半逆光で撮影されることが多く、この点を意識するだけで写真は格段にプロっぽくなり、より立体感のある奥行きを感じる写真を撮ることが出来ます。比較しても単純にキレイな写真ですね。

半逆光2灯

写真は光を撮ることではなく、影を撮ることです。明暗の中で生まれるコントラストに商品を効果的に配置することで最高の一枚が生まれます。
照明として使用する光源はストロボはもちろん自然光や蛍光灯など様々なものがあります。私自身が使ってみた感想をまとめましたので参考にしてみてください。ちなみに私が使用しているカメラはキャノン6D、レンズはEF24-105mm F4L IS USMとTAMRON 単焦点マクロレンズ SP 90mm F2.8 Di MACROです。

  1. ストロボ(モノブロック)
  2. ストロボ(スピードライト)
  3. 蛍光灯(蛍光球)
  4. 自然光

ストロボ(モノブロック&ソフトボックス)


私が撮影で一番重宝している照明機材です。高さと位置の調節が簡単で設置も簡単。ディフューザーの有無で光の硬さを調節でき柔らかい影から真夏の直射日光のようなエッジのきつい影まで作ることが出来ます。価格は1機2万前後からあるので1機あると撮影の幅が大きく広がります!
モノブロック ストロボ 150W 「スタンド、カサトレセット」

ストロボ(スピードライト)


カメラの上に取り付けて撮影したりスレーブで補助光として使用したりと様々な用途を担ってくれる頼りがいのあるサブです。カメラの内蔵ストロボとは異なりバウンス撮影という光を回り込ませる撮影などが可能でこれ一つで様々な写真を撮ることができます。結婚式のカメラマンがもっているのをよく見ますね。カメラブランドのアダプタ専用設計になっているので購入時にはご注意下さい。
【正規品 純正品 3ヶ月保証】Yongnuo製 YN 600EX-RT Speedlite Radio Slave Flash Canon専用 フラッシュスピードライト TTL機能搭載ストロボ TTL 1/8000s AS Canon 600EX-RT 世界に初めのアフターマーケット無線伝送スピードライト ゆうパック発送のみ 【新安価商品】

・蛍光灯(蛍光球)


皆さんご存知の天井の蛍光灯を電球にしたものです、一番の特徴は増設が簡単で光の調整が任意で行なえます。特殊な機材を使用しないのでホームセンターだけでDIYすることも可能です。事実私が初めて手に入れた撮影機材はスーパーでかった買い物かご(プラスチック製300円)の中に銀ラッカーで塗装したダンボールをコの字に配置して電球のソケットを底に取り付けた超簡易ライトボックスでした。
形状によりますが取り回しが簡単で光の強さや角度が分かりやすいのでセッティングもしやすいのが便利です、反面光の表現には限界があり柔らかい光以外は演出することが出来ません。
40cm×40cm ソフトライトボックス スタンドセット 【h-dayopoint0901】

・自然光

言わずと知れた地球最大の光源です。タダで使えて電気代不要の超エコな光源ですが、可能性は無限大。未だに世界中で愛されるスーパーエースです。
自然光は時間によって色温度が変化し、光源の位置調整が時間に依存するので扱い方が難しいのですが一般的に日の入りと日の出の3時間が良い撮影時間とされています。先程説明した逆光になることで立体感のある写真が撮れるからですね。
直射日光だけではなく窓から少し離れたところで撮影する間接照明としても効果を発揮します。この場合は光源の逆側に影が大きく出来てしまうのでレフ板などを使用してコントラストを調節してください。
ソフトでナチュラルな写真を撮りたい、しかもあまり予算をかけずに。
こういう状況では間違いなく活躍するので自然光での撮影方法をマスターするとフリマアプリの出品など色々なシーンで活躍すること間違い無しです。
【送料無料!】商品撮影や人物撮影に コンパクトに折りたたみできる 丸レフ板 <60cm>【メール便送料無料!】

【番外】後の加工を見越しておく

screenshot-74多くのカメラは正方形の撮影ではなく長方形の撮影になります。しかし、商品ページで使用する写真はサムネイル設定やスマホの表示の関係で正方形で使用することが多く撮ったままでは余白ができるか切り代をとらなくてはなりません。ECサイトの写真撮影では現像を前提とせずページになった時にベストのものを撮影する必要があるのでデザインすることがを見越して、文字入れの余白、正方形にするための切り代を意識してください。せっかくバッチリな写真が撮れても商品ページで使えないとなると残念になってしまうので大事なことですよ。

まとめ

一言に写真撮影と言っても様々な要素を組み合わせた上で最高の一枚が作り出されています。自分で撮影しない方でも世の中の写真を取る側目線で見てみると新しい発見があるかもしれませんね。
今回の記事は概要だけだったのでもう少し詳しい内容のものをアップしますのでお楽しみに!

by
株式会社松平商会の社長です。経営者として組織のマネジメントをするのが仕事ですが、デザイナー上がりなので制作全般を楽しんで仕事しています。初級~中級程度の制作のテクニックと写真撮影、経営の記事を中心に執筆しています。
SNSでフォローする