ネットショップとは全然関係のない伯父から教わった商売訓～Vol.1～

こんにちは！社長の奥平です。ご存知の通り弊社は4月から新オフィスに引っ越して快適にお仕事をさせていただいています。電気工事などは元電気工事職人の父親が手助けしてくれ、倉庫床の補修には20年近い親友の建設会社の社長が手助けしてくれました。

あらためて様々な人に支えられて商売が成り立っていることを実感しました。もちろんお取引先様、従業員の協力があっての事と存じています。

さて、先日実家に夫婦で帰省していたのですが、その際、伯父（父親の兄）夫婦も帰省しており半年ぶりくらいに話をする機会がありました。伯父は様々な職業を転々とした後税務会計の道を選び税理士として30年以上のキャリアをもつ人物です。以前は弊社の税務でお世話になっていましたが諸事情により現在は身内の付き合いだけです。

引っ越しした事を話すると「是非とも見に行きたい！」という事になり後日弊社オフィスに来てもらいました。その後伯父夫婦の家にお邪魔して夕飯をいただくことになりとても美味しく手際の良い叔母の料理をいただきました。

その際に伯父から「商売訓、人生訓メモ」をもらいました。手書きではなく印刷してあるのですが用紙がなんとB5サイズ！なんでも30年近く書き足してあるものらしく当時はA4サイズの方がマイノリティだったのでずっとB5サイズで更新し続けているとのことです。

税務会計を通じて様々な経営者のビジネスをサポートしてきた伯父ならではの着眼点のものから未来を予想したものまで様々な内容が網羅されているもので商売の本質を感じ取ることが出来る内容です、今日はその中で私が共感したものを抜粋して紹介していきます。

経験にまさる学問なし
仕事は瞬発力である
会社はお得意先の利益のためにある
中小企業は社長の考えが変われば従業員も変わる
まとめ
経験にまさる学問なし

書いて字のごとくですね、ググれば事足る昨今ですが身体を通った経験はスマートフォンの画面から得た知識の数十倍の吸収力で大きな経験になります。もちろん本もネットも重要な知識源には変わりありませんが視覚以外からの刺激を受けた経験から学ぶものは相当な情報量となります。

とりあえずやってみる、ダメだった時は後戻りではなく経験値が上がった自分が作られているという感覚で取り組むと良い作用が起きますよ(・∀・)

仕事は瞬発力である

「時は金なり」と似た意味であると私は思っているのですが、考えて行動に移すスピードこそがビジネスの強さの本質であると。5年ほど前に楽天市場の方と名刺交換をさせていただいたのですが当時の楽天は裏に会社のスローガン的なものが書いてありました。その内容が（スピード！スピード！スピード！）でした。たった数年前ですが、玉石混淆の楽天市場の店舗をまとめて引っ張っていくプラットフォーム事業会社らしいスローガンだったと記憶しています。

もちろん、持続力も大事なのですが初期衝動を行動に移すまでのスピードこそが最重要なことであり仕事の本質ですね。

思い立ったらすぐ行動！夜でも当日にアポが取れる日が大好きな私には最もしっくり来る言葉です。

会社はお得意先の利益のためにある

以前の記事で記載していたように我々のビジネスというのは自社の利益のためではなくお取引先様のための行動であるということです。もう少し引いて考えると三方良しという事になります。デキる営業マンは「顧客に最適なタイミングで最適な商品を提供すること」というようにお客様の利益のために行動を移す、その対価として自社が利益得るという商売の基本。ネットショップでは少し忘れがちになってしまい売り手本位になってしまいますがとても大切なことですよ。

中小企業は社長の考えが変われば従業員も変わる

私自身の経験としてとても強く感銘を受けた言葉です。企業という組織を戦隊モノの合体ロボットとすれば、社長は間違いなくレッドです！リーダーでありロボットの操縦の責任者です。

特に中小企業はロボットの性能もサイズも決して大きくない（多分、イメージ的には5階建てのビル程度）ので、リーダー（レッド）の手腕一つで変化が起きやすく改善も改悪も大企業に比べると簡単に完了します。その社長が伝える考え（ビジョン）はスタッフへすぐに浸透し組織が変わります。ロボットの可動部分にリーダーの考えが潤滑に伝わることでサイズの割には強力なロボットになり、大企業ロボ（メカゴジラ的なサイズ）にも負けない魅力的なロボ（組織）になることができますよ。

まとめ

さて、どうでしたでしょうか？思い当たることもそうでないこともあったと思います。私も経営者をしていなければこのような言葉に感銘を受けたり行動に移したりすることは無かったとおもいます。しかし、この伯父ノートは今後も読み返して自分の状況に照らし合わせて言葉を咀嚼できるので羅針盤のような感じになっています。

実は伯父は声が大きくひたすら喋り続けるけっこう面倒くさいオッチャンなのですが、毎年、年末には両夫婦で一緒にゴルフに行き、経営の事で悩んだ時には気軽に相談できる心強い身内の存在に常々感謝しています。