[PR]【告知】日本最大のネットショップ商工会「一般社団法人イーコマース事業協会」5月定例会において私、奥平が講演させていただきます!お時間のよろしい方は是非ともお越しください。非会員の方でも最初の一回は無料でご参加いただけます。
最新の定例会
こんにちは!株式会社松平商会代表取締役奥平哲也です。
平生31年4月13日をもって株式会社松平商会は10期目を迎えることとなりました。これもひとえに皆様のご愛顧とご支援によるものと深く感謝しております。
さて、弊社で運営しておりますスマホケース卸問屋では毎月会員登録をいただいており会員数が増えております。その中で企業間もない時期に弊社サイトに会員登録いただいたお客様がいらっしゃいました。
お問い合わせを頂いた際に私が対応させていただいたのですが、EC歴10年超えの私では当たり前のことが、新米店長には驚きだったということがあり、改めてネットショップ初心者の方に読んでいただき商売の一助となる内容をまとめました。
題して「新米店長のためのチェックリスト」
ECサイト、ネットショップ、インターネット通販など様々な呼称がありますが、本質はお客様に価値(ネットショップの場合は商品)を提供し対価として代金を頂戴するということです。これはネットであろうが実店舗であろうが変わることのない商売の本質です。
2017年、日本の小売業におけるEC化率は5.79%です。
電子商取引に関する市場調査の結果
https://www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001.html
拡大傾向にあるとはいえまだまだ実店舗での購買に比べると少ないと言えます。レディースアパレルなどの分野では10%を超えており他業種に比べるとサービスや魅せ方などがより洗練されています。
しかしながらまだまだ黎明期の状態ですので、一度ネットショップという業態を特殊なものとせず、一般小売業というカテゴリーの中で実店舗と比較してみるとオープンしたてのお店に足りないものが分かりやすく把握できます。
現金しか使えない飲食店はまだまだ多いですが、大手スーパーやコンビニなどでは現金、クレジットカード、電子マネー、最近ではバーコード決済など様々な決済方法が用意されています。これは決済方法が利用できないのであればそのお店で購入しないというお客様が存在するからです。
私は、普段出社前に近所のセブンイレブンによってから行くことが多かったのですが、先日話題になったpaypayはセブンイレブンでは使用できません。
そこで、私は自宅の最寄りのセブンイレブンよりも、通勤途中にあるファミリーマートに頻繁に通い出しました。
このように決済方法の有無で顧客の流れが変わるということがネットショップでもあり得ます。
最たる例は小規模の自社サイトのおいてクレジットカードが使えないので商品の価値があり決済の段階まではお客様に選ばれる店であったにもかかわらず楽天やアマゾンといった便利な決済を提供している競合にお客様が流れてしまうという現象です。
なお、モールではパッケージで準備されていることが多いですが、代引きなどのオプション的な決済方法は自社で契約する必要があります。たまに代引きが使えないお店を見る事がありますがなにか明確な理由(代引き決済の限度額を超える高額商品など)が無い限りはお客様が離れる理由をわざわざ作る必要など皆無ですよね?
ちなみに、弊社では代引の売上が月商の5%程度はあります。逆にいえば代引がないと売上の5%がなくなるということです。
きちんとお客様に選ばれる理由を考えて出来る限りの決済方法を準備してください。
ネットショップにおける主な決済方法一覧
コンビニの店員さんはもれなく名札をつけて接客されています、居酒屋でもチェーン店などは名札があります。もちろん百貨店でも。
しかし、ネットショップでは会社概要のページに記載されている程度でメールの文面などで積極的に名乗るっている店長さんが少ないように感じます。些細なことなのですがきちんと名乗ってから挨拶するほうが良質なお買い物体験を提供できますよね。
実店舗と同じ購買体験を提供することがお店を継続させる第一歩です
最初は誰でも初心者です。他店舗の華やかなバナーや魅力的なキャッチコピーに目を取られて本質を見誤ってはいけません。多くのベテラン店長がやっている施策は基本的にお客様のためにやっているのです。他店舗と比較されたときに選ばれる理由作りのためなので、フォトショップが触れなかったりhtmlの知識がなくてもお客様に喜んでもらえるなにか違うことを考えて行動に移してください。
弊社デザイナー陣の記事にもありますように、デザインとは人に伝わることを目的として行うものであり決して製作者が満足するためのものではありません。
https://www.sumahoya.net/ec-blog/category/creative
適切な余白、フォント、写真などお客様にどのようにして伝わり、その結果競合と比較されたときに自店舗が選ばれるかを常々意識しましょう。
それは、決して袋文字とドロップシャドウを多用したテクニカルなバナーではありません。スッキリとしたバナーの作り方はこちらの記事を参考にしてください。
簡単作成!Photoshopで楽天イベントバナーの作り方【PSD配布】
現在のネットショップ事情において、スマホの売上だけで商売は成り立ちますがPCだけではかなり無理があります。それほどスマホの重要性は高いです。自分が普段PCの前に居るからといってスマホページをおざなりにしては決して商売を継続することはできません。押しやすいボタン、スマホで可読性の高いバナーなど、PCのページなんてなくてもいいくらいにスマホに傾倒すべきです。
まずはモールから始めるというかたが多いと思いますが、各モールとも出店から退店までの期間が短縮傾向にあり勝ち組負け組がはっきりとしてきている状況です。そんな今だからこそ計画的な経営を行っていく必要がありますね。ここでは各モールの特色に応じてまとめました。
取り急ぎ一番簡単に売上が立ちやすいので楽天市場を最初のネットショップに選択される方は多いと思います。
しかし、出店したものの思っていた以上に売上が立たない。そもそも検索で上位表示されない。アクセス解析がわからない。など、様々な想定外のことが発生しますね。
そこで、楽天市場において少なくともこれだけは注意すべきな点をまとめました。
あなたがドメインを取得し、システムを組み込み、販売ができるようになったとしてもそれはスタート地点でしかありません。他のモールと比較して圧倒的に集客力が欠落している新規サイトがお客様に選ばれる理由は基本的に皆無です。特に、いきなり自社サイトから開始した場合あなたのサイトに訪問する人はいません。モールと比較してもいきなり結果を出すことができないとキチンと認識しておいてください。
SNSやコンテンツマーケティング、リスティングなどで集客施策を行っている時により良いものにするべく、レポートには目を通してください。Google Analyticsはきちんと使えばものすごく便利なものです。もし、使い方がわからないのであれば書籍、アナリストのWEBサイトを見ることで多少のことはわかるようになります。もっと深く知りたいことがあったり、直接質問したい場合はセミナーなどに参加するのも1つです。
モールのように独自のルールが存在しない自社サイトではある意味やりたい放題できます。たとえば二重価格に虚偽の価格を記載した偽装値下げや、不都合なレビューの隠匿などモールではできないお店の都合の良いことがやりたい放題です。しかし、それはすべてお客様のためではなくあなたのための行動なので絶対にしてはなりません。店舗の都合など客様にしてみれば本当にどっちでも良いことなのを重ね重ね覚えておいてください。
ネットショップも実店舗もお客様に選ばれることで成り立ちます。各チャネル応じた小手先のテクニックや注意点はありますが、それよりももっと大切なことは自社がお客様のHAPPYを提供できているかどうかを常に追い求めることです。
あの、小売会の巨人amazonも「地球上で最もお客様を大切にする企業」という企業理念があります。その結果現在のような大成功を収めたのであれば、我々もお客様の事を第一に考えた商売に精を出すいがいの選択肢はありません。