こんにちは。社長の奥平です。
先日まで知人の社長のアテンドで中国出張だったのですが、久々に新しい問屋街に足を伸ばすことができて色々と刺激を受けて帰国しました。
他業種の経営者からは様々な考え方を教えていただくことがありとても有意義な出張になりました。
さて、記事のタイトルにもなっているやり方とあり方ですが、普段意識して行動されている方はいますか?
私自身は半年ほど前に某セミナーの懇親会で教えてもらったときからものすごく意識するようになりました。
この考え方は特段技術が必要なわけでも経験が必要なわけでもなく仕上がりに対しての「あり方」、そしてそれを実現するためにはどういった「やり方」を選ぶかだけの事です。以前私がブログにした内容をもっと噛み砕いた考え方ですね。
では、具体的にどのようなものなのか事例をいくつか紹介していきます。
アマゾンに代表される物流倉庫
メジャーなアプリのようにお客様にとって使いやすいUI/UXであること。
あり方は目標、やり方は手法と言い換える事もできますが人に伝えて行動を促すときには、共通の認識が生まれやすい言葉のほうが共感を得ることができるので「目標と手法」という少し堅苦しい言葉よりは「あり方とやり方」のほうがより多くの人に対して共感を得ることができますよね。弊社の場合は外国人のスタッフも居るので余計に言葉の共通認識の概念は大切です。
あり方は「~のように」という具体的なビジョンを描くことができる方が組織内の共通認識を生みやすくなります、目的と目標の中間のイメージですね。まずあり方を考えてからやり方を議論することで同じ方向に向かうことができるので議論がより活発になります。
言語よりもビジョンの方が次の工程であるやり方のアプローチにも幅が生まれます、誰だって山登りをするときに頂上の眺めを想像して一歩一歩進んでいった方が達成感をかじることができますよね。
あり方を決めないと、どうしても手法に頼った考え方になってしまい問題の本質を解決できずに手法が目的という本末転倒な結果になってしまうのであり方ファーストです。技術やセンスが必要なときには状況に応じて専門家や社内の詳しい人に助けてもらえば良いのです。
テクニカルな事をやってやろうと画策するのも良いのですが一歩引いて全体を見渡さないと独りよがりになってしまいかねません。
多くの場合、目的や目標は経営者である社長が決定します、しかし「こういうあり方で仕事がしたい」という現場の意見が組織にとって前向きなのであれば大いに受け入れるべきです、もし社長が現場にあまり関与しないのであれば、現場の声で現場が動いてくれるに越したことはありません。ただし、あくまであるべき組織像は社長が全員に周知しておく必要がありますよ。あなた「会社組織としてのあり方」という共通認識があればある程度の権限を現場に譲渡するほうがお互いHappyになれますよ。
こういう事業の順位って各社にありますよね?現場のことは現場に任せて自分にしかできない業務に集中するほうが組織全体としては絶対に健全になります!でも、それよりも先に組織としてのあり方をみんなと共通認識を持つことがまず第一です。