月商100万円を達成するヒント満載!楽天市場・Yahooショッピング・ECサイト運営のマニュアル

ユーザーテストで心が折れる事こそ成長へのショートカット

こんにちは!社長の奥平です。9月の中頃にもかかわらず日焼けが痛いという珍しい経験中です、シルバーウィークに妻とハワイ弾丸ツアーに行き、あこがれの現地ツーリング(オワフ島一周)を行ってきました。右側通行に戸惑いながらも一周出来たことはかけがえのない経験になりました。日本の免許証で運転できるので興味のある方は是非ググって下さい。
※中免だけしか持っていない方は運転できますが、いきなりハーレーではなくひとまず大型自動二輪の取得をオススメします。

さて、デザインのお話でも頻繁に語られる「お客さん目線」ですが、事務所内の人に実際に制作したものを使ってもらったり見てもらって感想をもらうことが有りますよね?しかし、制作スキルの有無は別にしても多少なりと業界の人間なので実際のお客様の目線とは若干違ってしまいます。もちろん、PCでの検索などは想定されていない環境の家庭で実際に行動する際の動きなどは事務所内では実現しにくいかもしれません。

そこで、全然関係のない第三者に依頼してサイトやアプリを使ってもらい使い勝手を動画で確認できるサービスが有ります。

【ユーザーエクスプレス】
https://usertesting.jp/express

遠隔での動画撮影を全国の不特定多数のユーザーに依頼して操作や思ったことを動画撮影してもらうという一見すると簡単なサービスなのですが、シンプル故に実際のユーザーの声や動き思考が大きく反映されるという大変得るものが大きいサービスです。

実際に他社のECサイトを制作した際におこなったユーザーテストを元に講評をおこないます。

ユーザーテスト被験サイト

健康食品を製造販売されているメーカー様、顧客は40台前半の女性がボリュームゾーンとなっていて、自分自身のためと健康を気にする家族のために継続的に購入しているリピーター様が多く存在、現在新規顧客の開拓のためにアクセスの増加に注力している。今回のテストでは定番目玉商品から他商品への動線などサイト内の動きを中心にテスト。

※著作権の関係で画像と動画を提供出来ませんので極力想像しやすい文章でお届けします!

ユーザーテストの衝撃

  1. カテゴリ分けの導線が役に立たない!?
  2. シンプルなデザインは万人に受けるとは限らない!?
  3. そもそも目に止まっていない要素が多い!?
  4. 検索の方法も想定とぜんぜん違う
  5. まとめ

カテゴリ分けの導線が役に立たない!?

いわゆるパンくずリストをページ上部(楽天市場ではサムネイルのスライドの部分にあたる部分)に配していたのですがそのままスクロールされてしまい存在に気付いてもらうことが出来ませんでした。しかし、商品ページ内のバナーは効果があり他商品へ誘導することが出来ました。しかし、基本的にはカテゴリのリンクよりも検索で行われる事が多く、店舗内の商品名もかなり大事なことが新たな発見として判明しました。

シンプルなデザインは万人に受けるとは限らない!?

これは被験者さんの好みに大きく依存するので一概に言えるものではないのですがシンプルなデザイン(商品もUI/UXも)が好きではなくもっと派手でゴテゴテしたものを好きになる人が一定数存在します。偶然そういう人にテストしてもらっただけなのか我々が思っている以上にガチャガチャしたものが受けるのかは定かではありませんが最大公約数のはずのシンプルなデザインが明確に拒否されたという事は制作者サイドとしてはかなり目からウロコでした。

ターゲットを絞って自社のサイトのの世界観に共感してもらえる人に価値を提供するべきなので好みに関する問題は重視する必要はないかと思います。被験者の数が多くなればその中での公約数が見えてくると思いますが今回は一人でのテストなので当てになりません。

そもそも目に止まっていない要素が多い!?

これが一番衝撃でした「えっ、そこスルーすんの!?」っていう様な部分が完全にスルーされました。今回の被験者さんに限って言えばトップページは1.5スクロール、商品ページは買い物かご以上のスペースのみの閲覧でした。ファーストビューが大事という事は重々承知していますがここまで下部のコンテンツがスルーされているとは思いませんでした。上部のカテゴリリンク(パンくずリスト)でもそうですが制作サイドの思惑は10%も伝われば合格という認識が正しいのかもしれません。

ファーストビューが超大事です!

検索の方法も想定とぜんぜん違う

今回は検索グーグルなどで商品を探すところから開始してもらうテストも合わせて行ったのですが、ショップ側の考えている検索ワードが登場することは無くand検索で効果効能を探すというプロ目線で言うと完全に素人の検索でした(素人に検索を依頼しているので当たり前ですが。。。)

この時点で想定とかけ離れているのでSEO対策されていない商品ページへGoogle経由では絶対にたどり着きませんでした。

検索されるであろう言葉の想像と、実際のアクセスはGoogle Analyticsなどで検索ワードを解析するとわかりやすく対応できます。楽天では店舗カルテで確認できますね。

まとめ

「売る側/作る側」と「買う側/見る側」の大きな違いを動画で見れるユーザーテストは大変有力なツールです!

お客様の望むものをストレス無く提供し価値を知ってもらい買ってもらう事が商売の真髄です。ネットショップでは顧客の導線や思ったことが可視化されにくくデータに頼りがちですが実際に使用される姿を見ることで多くの気付きや発見がありますよ(・∀・)

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株式会社松平商会の社長です。経営者として組織のマネジメントをするのが仕事ですが、デザイナー上がりなので制作全般を楽しんで仕事しています。初級~中級程度の制作のテクニックと写真撮影、経営の記事を中心に執筆しています。
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