こんにちは、デザイナーの真琴です。気づけば今年最後の楽天スーパーSALEも終わってしまい年末モードなんだなぁと焦りだしています。忘年会の時期なのでちょっと楽しみにしていたり、溜まっている仕事を早く終わらせないとと焦っていたり、複雑な心境なのですが今日はそんな溜まった仕事をちょっとでも効率よく終わらせれるのではないか?!というお話をしていこうと思っています。
マイクロソフトの『Excel(エクセル)』。パソコンを使って仕事をしている方ならほとんどの方が使ったことのあるがあると思います。事務員さんから社長さんまで、使い方はまちまちだと思いますが、覚えておくと効率がよくなる関数の紹介です。
関数とは、計算を行うために使われる数式のことです。
Excelの場合は、『=関数名(セル指定や各種条件)』の形で表しているものが『関数』です。
=(半角イコール)のあとに、Excelで定められた英語の関数名を入力し、その後に()(半角かっこ)で囲まれた部分には、計算に必要なセル範囲や数値、文字などの条件を入力すればエクセルが勝手に計算してくれて適切な数値を算出してくれます。
あまり関数とか馴染みのない方でも一度くらいは見たことがあるのではないでしょうか?ややこしそうな感じはしますが、足し算をしてくれる関数です。
純粋に四則演算(+ - / *)を使って計算してもいいのですが、例えば100個のセルの合計値を求めないといけない時とか100セルを1つずつ選択するなんて大変ですよね?楽にすばやく計算を行う為に関数が用意されています。
=SUM(セル参照、セル範囲)
例えば、下の図のようなExcelの表がある時にA1からA5までの合計値をB1に表示させたい場合は次のような関数を使います。
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | 57 | =SUM(A1:A5) | ||
2 | 28 | |||
3 | 817 | |||
4 | 511 | |||
5 | 3 |
A1からA5までという指定は、(A1:A5)と指定するだけです。ほかにも=SUM(A1:D7)とか=SUM(A1:A5,C1:C5)の指定も可能です。
先ほどよりちょっと難しくはなりますが慣れてしまえば簡単です。
SUMIF関数は、範囲内で指定した条件を満たす数値の合計を求める関数です。
=SUMIF(範囲,検索条件,合計範囲)
範囲 | 検索の対象とするセル範囲を指定 |
---|---|
検索条件 | 【範囲】の中からセルを検索するための条件を数値や文字列で指定 |
合計範囲 | 合計したい値が入力されているセル範囲を指定 |
例えば、下の図のようなExcelの表がある時に、りんごの数だけの合計値をD1に表示したい場合
A | B | C | D | |
---|---|---|---|---|
1 | くだもの | 個数 | =SUMIF(A2:A8,A2,B2:B8) | |
2 | りんご | 7 | ||
3 | バナナ | 3 | ||
4 | いちじく | 17 | ||
5 | りんご | 9 | ||
6 | りんご | 2 | ||
7 | マンゴー | 12 | ||
8 | マスカット | 4 |
検索条件は、セル指定じゃなくても指定可能です。直接文字を指定したい場合は、=SUMIF(A2:A8,”りんご”,B2:B8)と文字列を”(ダブルクォーテーション)で囲みます。
また、りんご以外の合計を求めることも =SUMIF(A2:A8,”<>りんご”,B2:B8) と指定すれば可能です。
この関数をマスターすれば少し周りにドヤァ!ってしてもいいのではないでしょうか(笑)
VLOOKUP関数は、指定した範囲内で検索条件に一致した数値や文字列を縦方向に検索し表示させる関数です。
=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,検索型)
検索値 | 検索する値を指定。全角と半角の区別はされるが、大文字と小文字の区別はされない |
---|---|
範囲 | 検索したいセル範囲 |
列番号 | 範囲の先頭の列から数えた列数を指定 |
検索型 | 『TRUE-近似一致-』と『FALSE-完全一致-』 |
この関数に関しては、過去に詳しく記事を書いているのでそちらをご覧ください。
業務で使えるExcel関数『VLOOKUP関数』編
最後は単純です。文字のバイト数(全角は2バイト・半角は1バイト)で数えてくれる関数です。
私は、楽天やYahoo!ショッピングに商品をCSVでアップする時によく使う関数です。楽天では商品名の文字数制限が127文字(半角255文字)以内なので超えていないか確認の為に使います。
=LENB(文字列)
文字列 | バイト数を求めたいセルを指定 |
---|
例えば、下の図のようなExcelの表がある時にA列の商品名のバイト数をB列に表示させたい場合は次のような関数を使います。
A | B | C | |
---|---|---|---|
1 | 商品名 | 文字数 | |
2 | Zenfone4 ZE554KL 背面カーボンパネル付きバンパーメタルケース | =LENB(A2) | |
3 | GalaxyNote8 SC-01K/SCV37 カラー強化ガラス保護フィルム | =LENB(A3) | |
4 | Qi規格 スタンド機能付きワイヤレス充電器 | =LENB(A4) | |
5 | XperiaXZ1 SO-01K/SOV36 アンティークレザー手帳型ケース | =LENB(A5) | |
6 | iPhoneX リング付き耐衝撃ケース | =LENB(A6) |
この関数はとても単純なのですぐに覚えれると思います。ちなみに半角スペースは1バイト、全角スペースは2バイトとカウントされます。
今回は、4つだけの紹介でしたが、上記の関数を組み合わせて使用したりすることもできるので使い方はほぼ無限大にあります。こんなことできたら良いのになぁって思うようなことはだいたい関数を組み合わせればできたりするので、この機会にいろいろ試してみてください。
次回は、難しいけど役に立つ関数を紹介したいと思います。