こんばんは、社長の奥平です。
今年度も残すところ1週間となり3月決算の取引先が多いので他社さんの制作案件が大詰めを迎えています。この1年は制作案件で楽天以外の制作もご用命頂きシステムの導入という面で成長させて頂きました。やはりモールでのブランド化が成熟している店舗様の本店展開の流れは本流なのだなーと感心しています。
さて、本日は社内のコミュニケーションについてです。朝礼、ランチミーティング、ミーティング(会議)など様々な手法でスタッフ間、労使のコミュニケーションが行われています。弊社も毎週第二第四金曜日に社内ミーティングが行われています。
もともと私自身はそういった会議のようなものは苦手な方で避けてきたのですが、とあるセミナーから社内の意識の違いを汲み取ることが成長の重要課題であると知り2017年1月から導入してみました。
実際に行ってみてから感じたことはコチラのです。
当たり前のことなのですが、スタッフ各々で仕事やスキル、経験が違うように問題意識が全然違います。「視点が変われば意見が変わる」というのを実感することばかりです。
例えば出荷をメインにしている人と制作メインの人では視点がかなり異なります。
もっと言うと仕事の目標が大きく異なるために発生する問題と解決の手法が大きく異なります。これは悪いとか良いではなく当たり前の事なのですが、私(制作&経営)の目線で考える問題とは大きく異る問題提起があり組織全体を考える際にはとても有益な意見を聞き入れることが出来ました。
弊社は「俺は社長やから俺の言う事を聞いていればええねん!!」というほどのワンマンな組織ではないので率直に問題として認識し組織としてどのような解決方法があるかをブレストも含めて話し合う事で思いもよらない妙案を生み出すことができました。
ちなみに、具体的には月曜日(週明け)の出荷件数が多い時に各々で出荷に対する温度差があり、それを不満に思う人とそうでない人の差を埋めることが出来、出荷可能な件数と作業自身の合理化を大幅にすすめることが出来ました。
弊社では通常の出荷業務の他に契約いただいている顧客企業様の商品の出荷を代行させていただいているので多い時で1,000件を超える出荷量となり普段の出荷担当だけでは到底追いつかない物量となっていました。逆に制作は月曜が納期という案件が少なくリソースを出荷に分配しやすい状況だったのですが、私も含め消極的な姿勢でした。
昨年末の個別懇談会の際に問題を提起されたことに端を発する出荷革命でスタッフ全員の出荷作業への意識が大きく改善されました。
問題意識を自分(経営者)だけの視点とするのではなく一緒に働いしている人全てから声を吸い上げ全員で解決方法を模索することでより団結力のある組織に成長していきます。
社長あるあるですよね。二人以上の人間が居る状態でお互いの意識を完全に同調させることは不可能です。ましてや労使間では尚更です。お互いにいがみ合っているわけでも無いのですがギャップが両方向に生まれます。
そのギャップを埋めることは無理でも、存在を認識してもらうことは可能です。
そうです、会社の方向性を示すことで個々のスタッフの道標を提示するのです、大風呂敷を広げるのも一つの手法です。ベンチャーの社長が雄弁でなければ成功しないのはこういった理由からですね。
会社全体で同じ方向を向いて進んでいくことをすすめるためには社長の声をスタッフに届けることが大事です!
「自分一人のものが夢。みんなで共有できる夢が志だ。」
孫正義氏の名言
私の好きな言葉です。同志という事は同じ夢(方向性)を持って進んでいるということです。
伝えましょう、全部は伝わらなくても方向性というか、色というか、概念的なものを伝えることができれば少しずつでも同じ方向じぇ進むことが出来ます。
「俺は○○○と思う」
「私は□□□と考えている」
譲れないというわけではないのですが何となく折り合いがつかない。頑固な人がいれば更にめんどくさい状況になる。
様々な場面でこういう状況を見ますが、出来る事ならお互いに気持ちよく仕事を勧めたいものですね、客観的に見て甲乙付け難い場合はどんどん議論してもらって中間地点を見出してもらいましょう。
しかし、社長の声は影響力があるのでできるだけスタッフ間の話し合いでまとめてもらう方がスッキリしますね。
丸投げダメ!絶対
会議ですので振り返りは重要です。言いたいことを言うだけで終わりにしていては意味がありません。
提起された問題に対して解決方法が見えたのなら計画、実行、確認、行動のサイクルを回して改善していきましょう。
弊社は超アナログな手法で冷蔵庫にやることリストと担当者を貼っています。最初はアプリの活用などを考えたのですが万人が目にするには弊社には無用の長物でした。
目的を解決する4:議事録はどんな方法でも大事!がアナログであることは往々にしてあることですね。
業務中のコミュニケーションとは異なり、仕事の手を止めて一同に介して膝を突き合わせて話し合いをする事で聞く側の意識も大きく変わります。
3人以上の組織であれば月一回でも良いので手を止めて真面目に話し合う時間を作るという事はすごく前向きで建設的な事になりますよ!
最期に、私がミーティングで心がけていることを。
お互いに歩み寄って方向性を同じにすることが目的にすると良い組織になっていくかと思っています。コミュニケーションは小さい組織のほうが重要ですよ。